# AG-UIプロトコル入門——エージェントとUIをつなぐ設計

> AG-UIはエージェントとフロントエンドをイベントストリームで結ぶオープンプロトコルで、2026年3月にAWS Bedrock AgentCoreも対応した約16種のイベント型が中核です。

- Canonical: https://kuucorp.com/blog/ag-ui-protocol-frontend-agent-event-design/
- Date: 2026-08-19
- Last modified: 2026-08-19
- Publisher: Kuu株式会社 (https://kuucorp.com)

---
社内向けAI機能に「エージェントの思考過程を画面にリアルタイム表示したい」「途中でユーザーが承認・修正できるようにしたい」という要望が出ると、多くの開発チームは独自のWebSocket実装やポーリングでその場しのぎをしがちです。この配線を毎回作り直すコストと、ストリーミング途中の状態管理の複雑さが、AIエージェントをフロントエンドに組み込む際の見えにくい負債になります。

[MCP（Model Context Protocol）](/glossary/mcp/)がエージェントとツールを、[A2A](/glossary/a2a-protocol/)がエージェント同士をつなぐのに対し、この「エージェントとユーザー向けアプリケーション」の接続だけを専門に標準化するプロトコルがAG-UI（Agent-User Interaction Protocol）です。本記事ではAG-UIの技術的な仕組みと、中小企業がAI機能をフロントエンドに実装する際にどう位置づけるべきかを整理します。

## AG-UIプロトコルとは何か

> AG-UIはエージェントバックエンドとユーザー向けアプリケーションをイベントベースでつなぐオープンプロトコルで、双方向のリアルタイム通信を標準化します。

AG-UIは、エージェントの実行状態・ツール呼び出し・応答テキストなどを構造化されたイベントストリームとしてフロントエンドに送り、逆にユーザーの入力や承認・修正をエージェント側へ返す往復の通信を規格化したものです。HTTP上のServer-Sent Events（SSE）やWebSocketなど、既存のトランスポート技術の上で動作するよう設計されており、新しいネットワークプロトコルを要求しません。

## AG-UIはMCP・A2Aと何が違うか

> MCPはエージェントとツール・データを、A2Aはエージェント同士を、AG-UIはエージェントとユーザー向けアプリケーションをつなぐという、接続対象の異なる3層の標準です。

3プロトコルは競合ではなく、1つのエージェントシステムの中で同時に使われることを前提に設計されています。エージェントがMCP経由で外部ツールを呼び出しつつ、その処理過程と結果をAG-UI経由でフロントエンドにストリーミング表示する、という組み合わせが典型的な構成です。AG-UI公式ドキュメントは、MCP・A2A対応のエージェントをAG-UI側から「ハンドシェイクして呼び出す」仕組みも用意しており、既存のMCP/A2A資産を持つエージェントをそのままフロントエンド接続できる設計になっています。

## AG-UIはどんな技術要素で構成されているか

> AG-UIは約16種類の標準イベント型と、読み書き可能な型付き状態の差分同期、実行途中の中断・承認・再開を扱うインタラプト機構を持ちます。

具体的な技術要素は次の3つです。

- **標準イベント型**: テキスト生成・ツール呼び出し・カスタムイベントなど約16種類の型でエージェントの状態変化を表現し、フロントエンド側で型ごとに描画を切り替えられます
- **状態同期**: エージェントとUIの間で共有する型付き状態を、変更差分（diff）ベースで同期し、競合解決の仕組みも規定されています
- **ヒューマンインザループ**: 実行途中でユーザーが承認・編集・再試行・エスカレーションできる「インタラプト」を状態を失わずに扱えます

2026年3月にはAmazon Bedrock AgentCore RuntimeがAG-UI対応を発表し、14のAWSリージョンで認証・セッション分離・スケーリングをマネージドで提供する形になりました。クラウド側のマネージドランタイムがAG-UIを前提に用意され始めている段階にあります。

## 中小企業はAG-UIをどう導入し始めればよいか

> 独自にAI機能を社内Webアプリへ組み込む場合、AG-UI準拠のフロントエンドSDKを使うことで、ストリーミング・状態同期・承認UIの自前実装を避けられます。

社内ツールにチャット型のAIエージェント機能を追加する中小企業にとって、AG-UIを使う一番の利点は「ストリーミング表示」「途中承認」「エラー時の再開」という、地味だが手間のかかる部分を自作しなくて済む点です。特に承認が必要な業務（見積もり送付・在庫更新など）をエージェントに任せる場合、インタラプト機構を使えば、ユーザーが確認するまでエージェントの実行を安全に止めておけます。

導入する際は、既存のMCPサーバー資産があるかをまず確認してください。すでにMCPでツール接続を実装済みなら、AG-UI側のハンドシェイク機構でそのエージェントをフロントエンドに接続でき、UI層だけを追加開発する形で済みます。AI機能のフロントエンド設計やエージェント基盤全体の構築は、[Kuuの運用管理サービス（AI Ops）](/services/ai-ops/) でも支援しています。

## 参考

- [AG-UI Overview（公式ドキュメント）](https://docs.ag-ui.com/introduction)
- [MCP, A2A, and AG-UI（公式ドキュメント）](https://docs.ag-ui.com/agentic-protocols)
- [Amazon Bedrock AgentCore Runtime now supports the AG-UI protocol（AWS公式発表）](https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/03/amazon-bedrock-agentcore-runtime-ag-ui-protocol/)
- [ag-ui-protocol/ag-ui（GitHubリポジトリ）](https://github.com/ag-ui-protocol/ag-ui)

## まとめ

AG-UIは、エージェントとツールをつなぐMCP、エージェント同士をつなぐA2Aに続く、エージェントとユーザー向けアプリケーションをつなぐための専用プロトコルです。約16種のイベント型と状態同期、ヒューマンインザループの仕組みを標準化しており、AWS Bedrock AgentCoreのようなマネージド基盤でも対応が始まっています。社内AI機能のフロントエンド実装で独自のストリーミング配線に悩んでいるなら、AG-UI準拠のSDKを検討する価値があります。導入設計のご相談は [Kuuの運用管理サービス（AI Ops）](/services/ai-ops/) からお問い合わせください。
