# AGENTS.mdとは何か——複数ツールの指示を統一する標準

> AGENTS.mdは2025年8月策定、Agentic AI Foundationが管理する仕様で、Claude Codeもv2.1.277で対応済みです。CLAUDE.mdとの優先順位・併用設定を解説します。

- Canonical: https://kuucorp.com/blog/agents-md-standard-instruction-file-smb-guide/
- Date: 2026-09-26
- Last modified: 2026-09-26
- Publisher: Kuu株式会社 (https://kuucorp.com)

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Claude CodeとCursor、GitHub Copilotを併用しているチームは、ツールごとに別々の指示ファイルを書いて保守していないでしょうか。ビルドコマンドやコーディング規約を3箇所に重複して書き、更新のたびに1つを直し忘れる——この非効率を解消するために業界が合意したのがAGENTS.mdです。

## AGENTS.mdとは何か

> AGENTS.mdはAIコーディングエージェント向けの「READMEに相当する」オープンなMarkdown形式で、ビルド・テスト手順や規約を1ファイルに集約します。

AGENTS.mdは、プロジェクトルートに置く1つのMarkdownファイルです。必須フィールドは無く、プロジェクト概要・ビルド/テストコマンド・コーディング規約・セキュリティ上の注意・コミットメッセージの書式といったセクションを自由に記述します。人間向けのREADMEと役割を分け、エージェントが読むべき技術的な文脈だけをここに置く発想です。

ディレクトリツリーを遡って探索し、最も近い階層のファイルが優先されるため、モノレポでもサブプロジェクトごとに異なる指示を持たせられます。ユーザーが会話中に出す明示的な指示は、常にファイルの内容より優先されます。

## なぜ複数のAIツールが同じ標準に合意したのか

> AGENTS.mdは2025年8月にOpenAIが主導し、Google・Cursor・Factoryが参加して策定され、2025年12月にLinux Foundation傘下のAgentic AI Foundation（AAIF）へ移管されました。

背景にあるのは「同じ内容のファイルを、ツールごとに別名で書きたくない」という共通の不満でした。OpenAI Codex・Google Jules・Cursor・Factoryといった各社のエージェントは、いずれもプロジェクト固有の文脈を必要としていましたが、`.cursorrules`や独自ファイルが乱立し、チームは同じ情報を複製していました。

AAIFはMCP（Model Context Protocol）やBlockのgooseと並ぶ最初の3プロジェクトの1つとしてAGENTS.mdを受け入れ、ベンダー中立な仕様として運営しています。2025年12月時点で60,000以上のオープンソースプロジェクトが採用し、20以上のAIコーディングツールが対応済みです。

## AGENTS.mdとCLAUDE.mdはどう共存するか

> Claude CodeはCLAUDE.mdが無い場合にAGENTS.mdを自動的に読み込みます。CLAUDE.mdが存在する階層があれば、AGENTS.mdより優先されます。

Claude Codeはv2.1.277以降、作業ディレクトリとその上位階層に`CLAUDE.md`（または`.claude/CLAUDE.md`、`CLAUDE.local.md`）が1つも無い場合に限り、`AGENTS.md`を読み込みます。つまり他のエージェント向けにAGENTS.mdを整備済みの既存リポジトリなら、追加設定なしでClaude Codeもそのまま使えます。

一方、CLAUDE.mdが既にあるプロジェクトでは、AGENTS.mdは既定では読み込まれません。両方を常に併用したい場合は、Claude Codeの「Project instructions」設定を`claude-md-and-agents-md`に変更するか、CLAUDE.md側から`@AGENTS.md`とインポート記法で明示的に取り込みます。これは[MCPサーバー実装](/blog/mcp-server-implementation-tool-design/)で見た「ツールをどう公開・接続するか」の設計判断と同じく、既存の資産と新しい標準をどう配線するかという選択です。

## 中小企業はAGENTS.mdをどう導入すればよいか

> 単一ツールならCLAUDE.mdのみで十分です。複数のAIコーディングツールを併用し始めた時点でAGENTS.mdへの一本化を検討します。

導入判断はシンプルです。Claude Codeだけを使っているなら、無理にAGENTS.mdへ移行する必要はありません。しかし開発者によってCursor・Copilot・Claude Codeが混在しているチームでは、次の手順が現実的です。

1. 既存のツール別指示ファイル（`.cursorrules`、`CLAUDE.md`など）を比較し、重複・矛盾する記述を洗い出す
2. 共通部分を`AGENTS.md`に集約し、Claude Code固有の指示だけを`CLAUDE.md`に残して`@AGENTS.md`でインポートする
3. `AGENTS.local.md`や`.agents/`配下は各ツールが読まない想定のファイルなので、個人設定の置き場として使う

モノレポでは、サブディレクトリごとの`AGENTS.md`がそのディレクトリで作業する際にだけ読み込まれるため、パッケージ単位でルールを分割できます。ツール横断のガバナンスやエージェント運用ルールの整備は、[Kuuの運用管理サービス（AI Ops）](https://kuucorp.com/services/ai-ops/)でも支援しています。

## 参考

- [AGENTS.md（公式仕様サイト）](https://agents.md/)
- [Linux Foundation Announces the Formation of the Agentic AI Foundation (AAIF)](https://www.linuxfoundation.org/press/linux-foundation-announces-the-formation-of-the-agentic-ai-foundation)
- [How Claude remembers your project（Claude Code公式ドキュメント）](https://code.claude.com/docs/en/memory)

## まとめ

AGENTS.mdは、複数のAIコーディングツールが同じプロジェクト指示を共有するために業界全体で合意した標準です。単一ツール利用ならCLAUDE.mdだけで問題ありませんが、ツールが混在し始めたら、共通部分をAGENTS.mdへ切り出し、CLAUDE.mdからインポートする形が保守コストを下げます。設定ファイルの乱立は小さな非効率に見えて、チームが増えるほど複利で効いてきます。

複数のAIエージェント・コーディングツールの運用ルール整備については、[Kuuの運用管理サービス（AI Ops）](https://kuucorp.com/services/ai-ops/)にお気軽にご相談ください。
