# Claude Opus 5.5移行の破壊的変更とチェックリスト

> Claude Opus 5.5はthinking無効化不可・強制ツール使用廃止など4つの破壊的変更を伴う。エンタープライズのAPI移行チェックリストを解説する。

- Canonical: https://kuucorp.com/blog/claude-opus-5-5-migration-breaking-changes-enterprise/
- Date: 2026-09-24
- Last modified: 2026-09-24
- Publisher: Kuu株式会社 (https://kuucorp.com)

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Claude Opus 5（`claude-opus-5`）で動く本番エージェント基盤を運用しているエンタープライズにとって、2026年9月22日公開の Claude Opus 5.5（`claude-opus-5-5`）はモデルIDを書き換えるだけでは済まない。thinking制御・forced tool use・thinking blockのモデル間互換性・computer useツールの4点で、既存コードがそのままでは400エラーを返す破壊的変更が入っている。本稿ではエンタープライズの移行観点から、各変更の技術的な原因と対応策を整理する。

## thinkingは無効化できなくなったのか

> Claude Opus 5.5ではthinkingパラメータの`disabled`指定が400エラーを返す。effortパラメータでの制御に一本化された。

Claude Opus 5では`thinking: {"type": "disabled"}`や手動バジェット指定の`enabled`が受理されたが、Opus 5.5ではthinkingは常時オンになった。この2つの指定はいずれも`invalid_request_error`（400）を返し、エラーメッセージは「`thinking.type.adaptive`と`output_config.effort`を使うこと」を明示する。

対応は次の2点に分かれる。

1. **thinkingフィールドを省略、または`{"type": "adaptive"}`を明示する**: これがデフォルト相当の動作になる
2. **推論の深さ・コスト・レイテンシは`effort`パラメータで制御する**: 従来「thinking無効化」で得ていた低コスト・低レイテンシは`effort`を`low`ないし`medium`に下げることで再現する

もう一点、Opus 5.5では応答の先頭に空の`thinking`ブロック（`display: "omitted"`時）が含まれ得るため、コンテンツブロックを位置ではなく`type`フィールドで判定するようにコードを変更する必要がある。すでにthinkingを有効化した状態でOpus 5を使っていた実装は、この変更の影響を受けない。

## forced tool useは何に置き換えるべきか

> `tool_choice`の`any`/`tool`指定は廃止され、`auto`とstrict tool useの組み合わせに置き換える必要がある。

Opus 5.5は`tool_choice: {"type": "any"}`と`{"type": "tool", "name": "..."}`をサポートしない。いずれも400エラーになり、token countingエンドポイントでも同じ検証が働く。

移行先は2パターンある。

- **スキーマ準拠のJSON出力が目的**: `tool_choice: {"type": "auto"}`を維持したまま`strict: true`（strict tool use）を設定する。あるいはStructured Outputsにスキーマを移す
- **特定ツールを確実に呼ばせたい**: プロンプト側で「このツールが適用される場面」を明示する指示に置き換える。tool_choiceによる強制ではなく、モデルの判断に委ねる設計に変わる

エンタープライズのオーケストレーション層で「必ずこのツールを呼ぶ」という前提でリトライ・フォールバックを組んでいる場合、この前提が崩れる点をテスト計画に含める必要がある。

## thinking blockはどのモデルまで持ち越せるか

> thinking blockは生成元モデルに紐付き、Opus 5.5はOpus 5以前のモデルのblockは読めるがFableやMythos系のblockは読めない。

Opus 5.5の各thinking blockは生成したモデルを記録する。Opus 5.5はOpus 5以前のOpus/Sonnet/Haikuモデルが生成したblockを読めるが、Claude FableやClaude Mythos系のblockは読めない。逆にClaude API上ではFable 5.1とMythos 5.1がOpus 5.5のblockを読める（他のモデルは読めない）。

これは具体的に次のような制約になる。

- Opus 5からOpus 5.5への会話の引き継ぎ、あるいはOpus 5.5からFable 5.1/Mythos 5.1への引き継ぎは、それまでの推論を保持したまま継続できる
- それ以外のモデル間切り替えでは、切り替え後のターンは前モデルの推論なしで進む
- 読めないblockを含むリクエストはAPI側で自動的に該当blockを除外して送信され、リクエスト自体は成功する（除外されたblockは課金対象外）。`thinking-binding-controls-2026-08-01`ベータヘッダーを付けると、除外の発生が`input_transformations`に記録される

さらに、2026年8月31日00:00 UTC以降に作成されたアカウントでは、thinking blockより前のsystemプロンプト・tools・過去メッセージが変更されていないかをAPIが検証する。変更を検知するとリクエストは400エラーになるため、[会話をappend-onlyに保つ設計](/blog/claude-turn-scoped-system-message-clear-at-design/)が前提になる。会話の途中で指示やツールを変える場合は、既存メッセージの編集ではなくmid-conversation system messageを使う。

## computer use実装はそのまま動くのか

> Claude APIとGoogle Cloud上では旧`computer_20251124`ツールが拒否され、`computer_toolset_20260801`への移行が必須になる。

Opus 5は`computer_toolset_20260801`（新ツールセット）と、ベータヘッダー付きの旧`computer_20251124`の両方を受理していた。Opus 5.5では、Claude APIとGoogle Cloud上に限り旧ツールが拒否される（400エラー）。

移行手順は3点。

1. ベータヘッダー（`computer-use-2025-11-24`）を外す
2. `tools`エントリを`{"type": "computer_toolset_20260801"}`に置き換える
3. エージェントループをメンバー単位の`tool_use`ブロック・バッチアクション・結果の`toolset_name`に対応させる

Amazon Bedrock上では旧ツールが引き続き動作するため、対応の優先度はデプロイ先ごとに異なる。すでに新ツールセットまたはbrowser useツールに移行済みの実装は変更不要だ。

## 移行時に見落としやすい挙動変化

> effortの既定値がOpus 5の`high`からOpus 5.5では`medium`に下がり、同じリクエストでもレイテンシとコストが変わる。

コード変更を要さないが数値が変わる挙動として、次の3点をリグレッションテストの対象に含めるべきだ。

- **effortの既定値変化**: `effort`を省略した場合、Opus 5では`high`相当、Opus 5.5では`medium`が既定になる。既定値に依存していたレイテンシ・コスト計測は再計測が必要
- **同一effortでの思考トークン増加**: 特に`xhigh`・`max`では、同じeffort設定でもOpus 5より思考トークンが増える傾向がある。`max_tokens`に思考分の余裕を確保する
- **ツールコール間のテキストがthinkingブロックに変わる**: これまで`text`ブロックとしてユーザーに進捗表示していた内容が、`display: "omitted"`の既定設定ではthinkingブロックの空フィールドとして返る。進捗をUIに表示している場合は`thinking.display`の設定変更が必要

料金面では、Opus 5.5は入力$4/M・出力$20/M（Opus 5の$5/$25から低下）、キャッシュ読み取りは入力価格の0.05倍の$0.20/M、バッチ処理は$2/$10と、コスト構造そのものも変わる。[AI FinOps基盤](/blog/ai-finops-token-cost-instrumentation/)のレート表・アラート閾値を更新しておく。

## 参考

- [What's new in Claude Opus 5.5 — Claude Platform Docs](https://platform.claude.com/docs/en/models/opus-5-5/whats-new-opus-5-5)
- [Pricing — Claude Platform Docs](https://platform.claude.com/docs/en/about-claude/pricing)
- [Preserved thinking — Claude Platform Docs](https://platform.claude.com/docs/en/build-with-claude/preserved-thinking)

## まとめ

Claude Opus 5.5への移行は、モデルIDの書き換えだけで完了しない。thinkingの無効化不可・forced tool useの廃止・thinking blockのモデル間互換性・computer useツールの世代交代という4つの破壊的変更が、既存の本番エージェント実装に直接影響する。エンタープライズの移行チェックリストとしては、(1) thinking関連パラメータをeffort制御に置き換え、(2) tool_choiceの強制指定をstrict tool useまたはプロンプト誘導に置き換え、(3) 会話をappend-onlyに保ちモデル切り替え境界を洗い出し、(4) computer use実装のデプロイ先ごとの対応可否を確認する、の4点を順に潰していく設計が現実的だ。

大規模なモデル移行の設計・検証を伴走支援が必要な場合は、Kuuの[RDEサービス](https://kuucorp.com/services/rde/)にお問い合わせいただきたい。
