# 保育園・幼稚園の連絡帳・保育記録をAIエージェントに——保育士の事務をこう減らす

> 連絡帳・保育日誌・指導案のドラフト生成を自律エージェントが担う——こんな使い方もできます。こども家庭庁の保育DXロードマップを追い風に、保育施設がすぐ始められる実装イメージ。

- Canonical: https://kuucorp.com/case/nursery-school-daily-record-agent/
- Date: 2026-06-19
- Last modified: 2026-06-19
- Publisher: Kuu株式会社 (https://kuucorp.com)

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> 保育士の事務作業の大半は「観察した内容を再度文字に起こす」転記作業であり、最新のLLMエージェントが担いやすい領域です。本ページは公開情報をもとに「こういう使い方もできる」という活用イメージを編集部が構成したものです。

## ① 最新情報の調査：保育現場 × AI でいま何ができるか

こども家庭庁は2024年9月に「保育DX推進ロードマップ」を策定し、令和8年度（2026年度）からは保育施設のICT活用を評価する「保育ICT推進加算」を新設しました。推奨する4機能（登降園管理・保育記録・保護者連絡・キャッシュレス）のうち、いずれかを導入済みの施設は2025年時点で80.8%に達する一方、4機能すべてを導入済みの施設は11.7%にとどまっています。

同庁は2025年7月に「生成AIの導入・活用に向けた実践ハンドブック」を公開し、連絡帳・保育日誌・指導案（週案・月案）のドラフト生成を生成AIで行う事例を紹介しています。保育士の生成AI活用意欲は61.9%と高く、「書く工程をAIに渡し、確認と判断に集中する」構成が現実的になってきました。令和7年度以降は都道府県経由のICT導入補助も継続されており、初期投資のハードルも下がっています。

## ② 需要の特定：保育士の事務作業はどこで詰まるか

保育士の事務作業負担を構造的に分解すると、ボトルネックが見えてきます。

- **連絡帳・保育日誌の記入（約5割）**: 日中の観察内容をもとに、子ども一人ひとりの状況をゼロから文字化する。担当クラスの人数が増えるほど閉園後の残業に直結する
- **指導案の作成（約3割）**: 週案・月案・行事計画を担任が単独で作成するケースが多く、ベテランと新人の品質差が生じやすい
- **保護者連絡の受付・記録（約2割）**: 電話・連絡アプリ・口頭など複数経路からの欠席・遅刻連絡を出席管理システムに転記する手作業が残る

最初の2つ（約8割）は「観察した事実を定型フォーマットに変換する」作業であり、AIが下書きを担いやすい領域です。一方で、保育士の最終確認と保護者への配信承認は人間が必ず行う工程として切り分けます。

## ③ 用途の考案：実装イメージ

| ステップ | 担当 | 内容 |
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| 1 | 観察メモ収集エージェント | 保育士が音声・テキストで入力した観察メモを収集・整理 |
| 2 | ドラフト生成エージェント | 連絡帳・保育日誌・インシデント記録のドラフトを生成 |
| 3 | 人間（担任保育士） | 10分以内で内容を確認・修正・承認 |
| 4 | 配信エージェント | 保護者連絡アプリ・保育ICTシステムへ自動転送 |
| 5 | 指導案エージェント | 過去の記録をもとに週案・月案のドラフトを生成し、担任へ提示 |

連絡帳の内容は保護者との信頼関係に直結するため、「AIドラフト→担任確認→配信」の流れを崩しません。子どもの個人情報・健康情報は施設内サーバーまたは国内データセンターのクラウドで管理し、個人情報保護法・保育所保育指針の遵守を運用ルールに明記します。

## ④ 設計・運用のポイント

- **まず1クラスから試す**: 新規ツール導入は全クラス一斉ではなく、1クラス・1週間で運用を回しきる。ドラフト品質の受け入れ基準を担任保育士と先に合意しておく
- **観察メモの粒度を揃える**: ドラフト精度は入力メモの品質に依存します。「何をしたか（行動）」「どんな反応だったか（感情・発達）」という記載粒度を運用ルールで統一する
- **個人情報の取り扱いを先に設計する**: 子どもの健康・行動情報は要配慮個人情報に準ずる扱いが必要です。保育ICTシステムのデータ保管先・第三者提供の可否を事前に確認する
- **ICT補助金の申請要件を確認する**: 令和7年度以降、こども家庭庁の「保育所等業務効率化推進事業」のICT導入補助対象機能・申請要件が年度ごとに更新されます。都道府県窓口の最新情報を確認した上で設計すると初期費用を抑えられる余地があります

## 参考

- [こども家庭庁「保育ＤＸの推進について」（2024年9月）](https://www.cfa.go.jp/assets/contents/node/basic_page/field_ref_resources/20c04744-1b32-456d-99f1-f510aa191d61/da31434c/20240910_policies_hoiku_hoiku-dx_03.pdf)
- [こども家庭庁「生成AIの導入・活用に向けた実践ハンドブック」（2025年7月）](https://www.cfa.go.jp/assets/contents/node/basic_page/field_ref_resources/c1890510-04d4-497b-9e23-a7f514016c7d/04f2c133/20250709_councils_kodomo_seisaku_DX_40.pdf)
- [CoDMON「保育DXとは？こども家庭庁のロードマップと令和8年度の最新動向」](https://www.codmon.com/column/policy_briefing_2/)
