AI-BCP

読み: えーあい びーしーぴー / English: AI Business Continuity Plan

SHORT DEFINITION

AIサービスの障害・モデル変更・ベンダー撤退に備えた事業継続計画。従来のBCPを AI 前提業務向けに拡張したもの。

定義

AI-BCP (AI Business Continuity Plan) は、AIエージェントや生成AIサービスに依存した業務が止まらないように設計された事業継続計画です。災害・サイバー攻撃に備える従来のBCPをAI前提業務向けに拡張したもので、AIサービス特有のリスクを織り込みます。

AI特有の中断要因

  1. ベンダー側の障害: OpenAI / Anthropic / Google のAPI停止
  2. モデルの仕様変更: 旧モデルのサポート終了・出力挙動の変化
  3. ベンダーとの契約終了: 料金改定・規約変更・ベンダー事業撤退
  4. ハルシネーション急増: 特定条件下で品質が突然劣化する事象
  5. 法規制の変更: EU AI Act 等による急な利用制約

策定ステップ

  1. 依存度マッピング: どの業務がどのAIサービスに依存しているか
  2. RTO / RPO 設定: 各業務の許容停止時間と許容データ損失
  3. 代替手段の確保: バックアップモデル、手動運用手順、契約上の代替権
  4. 訓練とテスト: 年1回以上の模擬中断演習
  5. レビュー体制: 四半期ごとの見直しとモデル更新時の再評価

マネージドサービスとの関係

Managed Agents 契約では AI-BCP を運用事業者側が一次的に担当することが多く、中小企業にとって合理的な選択肢になります。Kuu株式会社のサービスも、継続稼働を前提とした複数モデル冗長化を標準構成に含めています。

関連用語

エージェントガバナンス組織内で稼働するAIエージェントを設計・管理・評価・改善するための体系的な仕組み。複数エージェントの品質・コスト・リスクを統制する経営機能。Managed AgentsAIエージェントの開発・運用・改善を専門パートナーが代行する提供モデル。中小企業がエンジニア不在でもエージェント導入を行える選択肢。シャドーAI情報システム部門の許可を得ずに従業員が業務で利用する生成AIツール。便利さゆえに急拡大し、情報漏洩・コンプライアンス違反の主要リスク源。